明元素でIT業界を生き抜く助け合いのブログ
このブログは、メンタルヘルスの問題で心身を病んだり自殺する人が少しでも減るようにしたい、という私の願望である。少しでも明るく、楽しく、素直な気持ちでIT業界を生き抜く手助けをしたい。
これは運命だと思っている。むかしのことだが、自分が所属する職場の仲間が自殺した。そんな経験が二回ある。関係会社の人から聞いたのだが、「このプロジェクトは成功だ。スケジュールは守れなかったが、ヒトは死ななかったからだ。」と言っていたことも忘れられない。知人にも何人かメンタルヘルスに関する問題を抱えている人がいる。私もそんな時期もあった。
大事なのは「今起こっていることを受け入れ、自分の考えと行動を変える」いうこと。自分以外を悪く言っても、自分を責めても状況は良くならない。自分が「こうありたい」と具体的にイメージすれば実現することを会得すること。
できるだけ多くの人の生きるヒントを届けたい。その為にはこの想いを持つ人とたくさん繋がりたい。その為の「場」になればと考えている。
目的地がハッキリしたら思い出したのがこの二冊。どんなに忙しくても、むしろ忙しいと考えているなら、この二冊は読むべき。貴方を苦しみから解き放つ銀の弾では無いが、貴方の思い込みを徐々に溶かす最初の一撃になる筈だ。
- 作者: ヴィクトール・E・フランクル,池田香代子
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2002/11/06
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効率化するとはどういうことか
プロジェクトを見える化し次の打ち手をしてメンバが理解する。コミュニケーションのS/N比を上げる。メンバの自立性を高める。
私の経験では失敗するプロジェクトでは次の打ち手がとにかく悪い。というか利害関係者がお互いの仕事で疑心暗鬼になっている。利害関係にあればそれぞれの立場で利害は相反する。その中で全体最適を導き出すには、そのダイナミクスをメンバが理解する。その為の見える化が必要だ。
次に必要なのはコミュニケーションのS/N比を上げること。端的に言えば、電子メールは一往復半で完結、携帯電話は緊急時のみ、そして、「要件定義書」などの文書のコンクリートに注力する。
「要件定義書」は、ヒトモノカネと情報が過不足無く書かれる様に、文章、図、表の三つの視点で書き出し相互に確認をとる。これを作れば電子メールの量は劇的に減らせるだけで無く、契約の条件そのものなのだからそもそもトラブルが減る。
メンバの一人一人がそのプロジェクトでどれだけの時間をかけたか意識し、次はそれを減らす様にマネジメントする。
- 作者: 泉正人
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「流されてる感」を払拭するには
朝のうちに、その日起こるイベントをイメージしてから着手する。イメージも具体的に上手くいった状態を鮮明に思い浮かべる。イメージせずに着手しない。
品質向上にはPDCAと言われるが、行動に取り入れる。一日を始める際には、最大の成果を出した状態を具体的にイメージする。後はその通り行動する。この様にする事で夜寝る前に振り返りが出来る。課題を明らかにして寝ればその解決策は自然と次の朝に出来ているものだ。
第三者の視点、神の視点でイメージする。他者から見て最大のパフォーマンスが出ている様子を予め見る。幾つかのパターンがイメージ出来ればなお良い。不測では無く予測があれば淡々と行動できる。臨機応変な対応をしている人の多くはこの準備に抜かりが無いのだ。
「今に集中する」「フローに入る」とはこの実践である。
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私のメンターがそんなに万能な訳はない
なりたい自分をイメージしたら、周りの人の中からそのイメージにあった行動様式を取り入れていく。その人の全体ではなく。モザイク状のメンターが理想の貴方だ。
従来の考えだと一子相伝などど言い、一人の先輩に師事していたと思う。今や価値観も多様化しており更にはスーパーマンはいないのだから一人の師匠に仕えるなどナンセンスだ。また、これらの先達の悪い面ばかりを見て、自分の出来の悪さを納得するなど言語道断である。
モザイク・メンターは、世界一、宇宙一ぐらいのあるべき姿で描く。高い目標は、キャズムを乗り越える思わぬ飛躍、イノベーションを生む。目標が高ければ「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」などと言われることもない。
過去に囚われ、未来を憂いたいなら、今のままでいれば良い。「今」に集中し何らかの「他者貢献」をするならば、しっかりとしたモザイク・メンターを常に心に留めておく。
コーチングというビジネスのウソ
対等な立場で「励ます」のがコーチである。対等な関係が作れない未熟コーチもしくはコーチングのビジネス提供者に、捻じ曲げられたり、利用者側の無知により上下の関係に陥っている。
とある教育の本では「褒めない、叱らない、ただ励ます」と解いている。血縁があろうが無かろうが親子の関係でも上下ではなく対等な関係を築く。教える、教えられるではなく、ただ励ます。これが本来のコーチングである。
ビジネスとしてのコーチングでは、この原則が守られている訳では無さそうだ。能力が低いコーチは、どうしても上下の関係にしてしまう。その方が楽であり慣れているからだ。利用者も知識や自信が無いタイプも同様である。親子関係でも同じである。
コーチングで大事なのは本人の能力を本人のチカラで引き上げられるようにすること。上下の関係で教える側の能力以上は期待できない。父親を超えられない親子関係もそのせいである。
生命の危険が伴う行為には即刻「注意」するのは当然である。「叱る」は異なるのは言うまでも無い。あくまでも本人の「意欲」の向上がコーチの役割だ。
子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)
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仕事でモヤモヤしたら
「リスト」を作る。より良く改善しつつ同じものを使う。変化があったら更新する。
仕事が出来る上司とそうでない上司の違いを考えてみると気付くのはリストの有無である。持っている方は指示が一貫している。信念に基づいて行動している(様な気がする)。そうでない方は推して知るべしである。
どのリストを作るかは何を問題にしどう課題化するかによる。案件が多いのなら案件管理表、課題が多いなら課題管理表、品質が悪いなら、品質管理のための各種帳票が山ほどある。
大事なのは厳選すること。改善しつつも使い続けること。使いこなせないものは無いのと同じである。また、効果無いのに使い続けるなど言語道断である。
リストマニアになろう! 理想の自分を手に入れる「書きだす」習慣
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自分に厳しくすると成長しない
何かの問題を解決するにはの、自分の「行動原則」を変え、「行動」を変える。自分の「本質」「価値観」は明確にしていく。
成長しない「行動原則」を持つ人は、何らかの失敗・不具合があると、自分を厳しく裁いてしまう。それは自分の「本質」「価値観」への疑いに繋がる。
この状態では「行動原則」「行動」を変えることにつながらないばかりが、逆に自分に更に厳しい状態に置くような「行動」「行動原則」を選択しがちである。例えば「出来ない」自分を肯定するなどである。
「行動原則」それに基づく「行動」は、自分の「本質」「価値観」と関係はあるがそのものズバリではない。問題があれば「行動原則」を修正することを基本とした課題を明確にし、それに基づき「行動」する。
具体的には、リストを作る、日誌をつける、振り返るという基本動作だ。
自己啓発本を読んで何らかの実践はしているが何も変わらないという人は基本的な根本的な「行動原則」を変えていない。今のライフスタイルを選択している。変わりたければ新しいライフスタイルを明確にイメージすることが肝要だ。