危険予知(KY)ブログ〜特にIT業界

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自己啓発本を読んでも成長しない訳

本を読み終わった満足思考停止するから。あるべき自分として行動しないから。そもそも自己啓発の市場が維持されているのは、誰もが変わらないから。

本を読むことの効果は絶大である。知識が得られるだけでなく、思考のスピードが上がると考えられる。自己啓発本は、何らかに知識に基づいた筆者の経験が語られることが多く、知識の獲得というよりは行動化に焦点が当たっている。にも関わらず、読み終わったことで安心し、行動化いないだけでなく、その本を読むキッカケになった問題まで解決したかのような錯覚、思考停止に陥りがちである。

自分は、あるべき姿に既になっており、その通りに先ずは行動する。「吾亦紅(ワレモコウ)」すなわち「我もこうありたい」と願うとうことは、今のあるべき姿ではない自分の肯定である。「なりたい」「なる」もあるべき姿は向こう側にあり、今の自分はこちら側に居ることを暗に示している。今の自分の受容である。あるべき姿になっていれば、何らかの不都合は乗り越える課題一つに過ぎない。

自己啓発本も次々と出版されるのもこれぞといった本やソリューションが無いのではなく、自己啓発本を欲しがっている人は自分を本気で変えたく無いからなのだろう。成長しようとする気持ちになったところで行動しない。行動しても結果が伴わなかったり、失敗するのを恐れている。チャレンジしなければ「やればできる」と思えるからだ。

今日より明日、明日より明後日。常に変化することを人生にすることがこのジレンマから抜け出る鍵である。

 

人生生涯小僧のこころ

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嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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仕事は楽しいかね?

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