「苦言」を呈されたら
「ありがとう」と言う。言葉を濁すようなら真摯な態度でハッキリ言って貰うよう伝える。問題に向き合う。再発防止をする。何故なら貴重な成長のチャンスだからだ。
人間関係で問題が起こっていないのは、その関係が希薄だからだ。それなりの仕事をすれば衝突は出てしまう。価値観、知識、三毒の有無によりかなりの数のパターンがある。相手の感じ方により、ハラスメントにもなる。
「相手への期待」という無理強い、相手の仕事のやり方の無視や否定は、当人にはショックであり、敵対心に発展しがちである。雪隠詰めは論外である。仕事がいくら切迫しているとしても、相手の気遣いがあっての人間関係である。
相手が成長を望んでいないのに、あなたの成長を考えたのだというのは押し付けである。お客様の要望を優先すると等の耳障りの良い一般論による説明もエゴのなせる技である。
「自分の不出来を受け入れること」「助けを求めること」「相手に多くを望まないこと」。共依存による関係性の回復と同じことだ。
- 作者: 斎藤 学
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