チームとして結果が出ない時
「空気」を変える。人間関係の力動(ダイナミクス)に関する客観的な視座を持つ。当事者は気づきにくいため、第三者からの意見も聞きながら内省する。
メンバ間のコミュニケーションが無いとか、そもそもいがみ合っているなら
そこを変えるのは定石である。効果もわかりやすい。挨拶、声掛け、食事を一緒にするなど接触時間を増やしたり、三毒を減らす「空気」を作れば良い。
「空気」には問題が無いのだが、他の部隊から見たチームの評価が低いと時である。ひとつの問題は他のチームとのコミニケーション不足もあるだろう。対処は前述の通り「空気」を変えれば良い。
今回の問題はメンバ間の力動(ダイナミクス)でうまくいかないケースである。要はメンバ間の組み合わせを変えたり、問題の当事者が自分だったら、そのまずさを知るための仕組みを持ち、その問題解消を図る。
ここで問題なのは、当事者が自分のケースである。上司、部下、同僚とは上手くいっていると思い込んでいる自分である。チームとしての結果が出ていない理由が、その関係性、力動にあると気づきにくいからである。傷を舐めあっている、良かれと思ってやっている事が裏目に出ているなど状況も様々だろう。
大事なのは職務を遂行している自分の他に、第三者の視座を持ち自らを観察すること。あまり難しく考えずに座席の配置を変えてみるのも良いだろう。一番効果的なのは、カウンターパートと良くコミニケーションし、その反応を観察することだ。「苦言」を呈してくれる間柄になっておくのが吉である。
人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論
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