注意欠陥と言われる人のココロの中は
集中し過ぎるという自分の特性故にタスクが増えるとどれから手をつけたら良いか分からず混乱し途方にくれている。
落ち着いてひとつひとつ対処すればさほど難しい話ではない。しかしそれができない。原因は認知が独特だからだ。対象のタスクの理解が大雑把だったり、細かく見え過ぎていたりするので、対処時間の見積もり、優先度、難易度が他者と乖離する。
また、そもそも目の前の人の現状認識をするのが苦手なので、打ち合わせをしても問題の本質を理解出来ていない場合も多い。なので何かタスクをこなしたつもりでもうまくいかないことが多くなる。そのうまくいかなかったという経験が判断を鈍らせる。
注意欠陥(ADHD)気質が多いと言われている米国では文書主義である。職務記述書で細かく役割が定義され、契約で達成の基準をめいかくにする。これは当然のことで「空気を読む」ということが難しい注意欠陥傾向の者の能力を活かす為の工夫なのだろう。
断捨離、整理整頓、日誌書きも大事だが、箇条書きで良いから自分の為の職務記述書、契約書・仕様書に準じたものを用意し、ステークスホルダと意識を合わせるのは無駄ではなくむしろ良い結果をもたらす。
あなたのあらゆる「困った! 」がなくなる 「ADHD脳」と上手につき合う本
- 作者: 司馬理英子
- 出版社/メーカー: 大和出版
- 発売日: 2015/08/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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