危険予知(KY)ブログ〜特にIT業界

全てのエンジニアをデスマーチやメンタルヘルスの問題から救いたい。https://www.facebook.com/groups/625574184259113/

対人関係を変えられない人の特徴〜課題の分離でカードを自分に取り返す

対人関係を変えられない人は問題を他責にする、50:50であると考える。自分と他者の課題を分離し、対人関係を変えるカードを自分のものとし、他者をコントロールしない。

全ての他者の要求に応えることは出来ない。承認欲求を得ようとせず、一部の人から嫌われることを恐れずに自分の価値観で選択する。承認欲求に基づけば、カードは相手が持ったままである。対人関係を変えるカードを他者に委ねず自分で持つ。相手が嫌うのは相手の問題であると考える。

「この人は苦手である。」と思っている時はその人に承認される方策が無いと考えている。故にその人に関係改善のカードを預けてしまっており、その関係は変わらない。課題が分離できていれば、その人が嫌うのはその人の問題だと分かる。そ真摯な態度で自らの考える価値観で淡々と行動する。

対人関係で問題があったら50:50で考える、他者は変わらないから自分が変わる。先人に教わってこの規範で行動していたが、多少の改善は見られたが、うまくいかない事もまた多かった。「常識」とその解釈が問題の解決にならない事も多い。嫌われることを怖れず判断と行動する。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

 

トラブル・シューティングで忘れがちなこと

ゼロ・ベースでクリエイティヴに。最低限の関与にとどめる。

このブログの読者には「逃げ遅れる」タイプが多いと思っている。筆者もその典型である。どちらかと言うと、混乱に燃えるタイプなのかもしれないが。それはともかく、大勢の利害関係者の多大な時間、リソースを奪うトラブルは可及的速やかに解消するべきである。そのためにアタマに入れておくべきことをまとめる。

うまくトラブル・シューティングできている時は、その解決方法はとてもシンプルである。問題の本質というよりも、利害関係者がどうしても譲れない点を明らかにし、それらを全てを考慮した落とし所に辿り着く。これができている人の行動基準が、ゼロ・ベースでクリエイティヴであり、最低限の関与にとどめるの二点だと思う。

前者は、とにかく本質を追求し続けるということ。利害関係者の譲れないであろう点をこれまでの経験と制度、法令、ルールに基づき表面化させること。これが出来てそうで失敗するのが、過去事例の引用である。特に日々の業務は、それを大量に裁くための仕組みであるがトラブルを想定していない。しているわけが無い。これに気付かず適応するのは愚かである。

そういう意味では、スクラップ・アンド・ビルド、ゼロ・ベースの方が上手くいく。これらの活動はとてもクリエイティヴなものだ。

後者は、あまり良い言い方では無いが、うまく逃げる、ことである。トラブル・シューティングにおけり役割分担は、一番困り人に責任を持たせること。能力の問題はこの際二の次とする。仮に当人になかれば頼られることもあるだろうが、責任の所在はハッキリさせておく。

エゴを捨て最低限の関与にとどめる。他者が出来ることであれば、他者にやってもらうということも大事だ。

 

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

 

 

 

女性が何かを訴えてきたら〜真因を探って改善〜職場の空気を変える

女性が何かを訴えかけてきたら、(1)不満に共感、(2)対応に感謝する。解決は求めていない。既に起こったことは受け入れているし、再発防止はまた別の話である。

女性が何らかの訴えをしてきた場合、男性は解決をしようとしがちだがそれは間違いである、とする内容の書物やインターネットへの書き込みはゴマンとある。今回問題とするのは具体的にどうすれば良いのかということである。

まずは女性にとっての主訴とその背景を理解する。結論から言ってしまうと、問題が発生したが既に対応は完了して再発防止以外の問題は既に解決しているが、(a)その対応中に受けた心理的・肉体的な負担、(b)これらの責任を担っていることと日々の対応に関する承認、の二つについては解決していないためだと推定される。この二つへのレスポンスが男性側の対応の主軸となる。

対応としては、(1)不満に共感、(2)対応に感謝となる。直接会って話せるなら、お話を聞いてあげ、本人が工夫した点を特に共感するのが良い。メール等になるなら、二つの項目について、知り得た情報から類推し、負担に対する共感、工夫への感謝を述べる。マトを外すのは問題ではない。その二つに対するレスポンスをする事が重要である。

 

 

 

周知を集め、主座を保ち、和を尊ぶ〜松下幸之助のリーダーシップとは

周知を集め、主座を保ち、和を尊ぶ。何かを決める時は合議する。主体性を保ち教えを受け入れ尊び活かす。平和と礼を大切にする。

松下幸之助氏の気付きは「理法」と呼ばれるが、その中で論じられている今でいうところのリーダーシップ手法がこの三つである。最近読んだ本は一冊丸ごとでこれを説こうとするため、ピントがボヤけるが、この三つに絞るというのはとても判り易い。自分に振り返って考えれば、失敗するプロジェクトや空気がよどんだ組織はこの三つの何れかが欠けていた。

最近の問題意識として、人が集まるとその集合の結論が劣化するというもの。イギリスのEU離脱、米国の過激な大統領候補、日本だと憲法論議、私ごとだだが自治会の運営で思い知った。「三人寄れば文殊の知恵」と言うが現実は程遠く、いっそ貴族による専制政治の方が良いのかと思ってしまった。

この本を読んで解決方法は身近なところにあることに気がついた。

 

ドラッカーと松下幸之助 (PHPビジネス新書)

ドラッカーと松下幸之助 (PHPビジネス新書)

 

 

 

コンプライアンスを簡単に確認する方法

家族、子供、祖父母、父母に自信を持って伝えられるか。自分へのウソは良心の呵責はウツの引き金になり兼ねない。実行していなくても、考えるだけで影響を受ける。

仏教では殺生は禁じられている。狩猟を生業とする家に嫁いだ女性が、肉を食べ、武器の製造をする事は、殺生には当たらないという解釈があると言う。実際に殺している人のみが禁止行為を為していると考える。とは言え、できる限り殺生とは関係ないことを生業とした方が良いとのこと。

自分自身の経験でも、「これは限りなく黒に近いグレーだな。」という案件に出会うとやはり良心との葛藤がココロの中で生まれていることに気づく。その状態はあまり良くなく、感覚的には軽度のウツに似た心象になるのが分かる。良くないものは身体に入れるとすぐに分かるものなのだと、今なら分かる。

コンプライアンス的に問題が有るのか、無いのかの判定の最終防衛ラインは自分である。そもそも違反当然という企業文化の中ではまともな方が異端児扱いになる。知っていてやってるなら悪の美学なのかもしれないが、知らないで為している関係者も少なくは無い。そういう人に限って前例を立てに言い訳をするが、本人の責任はゼロにはならない。

やっと本論に入れるが、コンプライアンスの問題があるかどうかのテストは自分の良心に従う事となる。分かりやすい判定方法が、「家族自慢テスト」である。自分の子供、祖父母、父母に仕事のことを胸を張って自慢できるか、と言うのがその判定方法だ。このテストに合格するのは、問題が無いか気付いていないかであるので、本人の知識によるというのはあるが。

自分のココロは騙せない。少しでも黒ければ多少なりとも影響が出る。何となく思うのは、やはり顔、表情に出るということ。皆が笑顔でいるためにも、「家族自慢テスト」は有用ではなかろうか。

 

8マインドフル・ステップス

8マインドフル・ステップス

  • 作者: バンテ・H・グナラタナ,出村佳子
  • 出版社/メーカー: サンガ
  • 発売日: 2014/10/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 

振り返りで向上する人が気にすること

仕事でのパフォーマンス、自分のエゴ、自分の本質を分離する。

仕事が上手くいったら、それは他者のおかげなので感謝し、その成功のポイントを明確にし再現性を増やし打率を向上する。うまくいかない時は、自分のせいと考え、再発防止する。自分の考え方、スキルの問題を洗い出し、課題化し、行動によって改善する。自分を責めない。自尊心を損なわない。他責にしない。

エゴを捨てる。所属集団に貢献することを生業にする。自分の地位、財産の向上を目的にしない。あくまでもそれは結果である。それらに固執しない。目指すのは昨日より、今日よりも、明日の自分は良くなること。変化を恐れない。何でも新しいことを試す。失敗はない。あくまでもひとつの良くない可能性に気づいたということ。

自分の本質と向き合う。自然の中で過ごす。体を適度に動かし循環を良くする。芸術に親しみ、先人叡智がつまった本をたくさん読む。冥想を定期的に行い、心を美しく、強く保つ。

 

ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-

ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-

 

 



人生の究極の目標とは

「明日は今日とは違う自分になる」を人生の目的とする。習慣を変えるなら「ゾワゾワ」する違和感、どちらかというと嫌悪に近いものをあえて選ぶ。

「明日は今日とは違う自分になる」とは常に変化するという宣言である。自分自身を社会に合わせて変えるだけでなく、社会を自分の思い通りに変えるということでもある。これはまぐれ当たりで富を築いた先人たちが起こしたことと同じである。規模は小さくてもそうする能力は誰にでも備わっている。

価値観が変容する世界において目標を立てるとはその変化を受け入れないということである。この態度をとっている限りチャンスに巡り合うのは困難である。自分のやっていることが世界と合致する可能性を自ら低めてしまっているからである。

習慣を変えるなら「ゾワゾワ」する方を選ぶ。最近選んだのは「マインドマップ」である。実は何度か挑戦していたのだが自らブレーキをかけて習慣にしなかった。「恒常性」つまり変化をすることを我々は避けようとする生物なのである。

「ゾワゾワ」するのはその抵抗感である。しかし抵抗が強いものはそれを取り込んだ場合の変化も大きい。ハイリスク・ハイリターンなものであるサインである。

これに気がついてからは、ぞわっとしたら、嫌悪感を感じたら、やってみている。効果は絶大だ。

 

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?