効率化するとはどういうことか
プロジェクトを見える化し次の打ち手をしてメンバが理解する。コミュニケーションのS/N比を上げる。メンバの自立性を高める。
私の経験では失敗するプロジェクトでは次の打ち手がとにかく悪い。というか利害関係者がお互いの仕事で疑心暗鬼になっている。利害関係にあればそれぞれの立場で利害は相反する。その中で全体最適を導き出すには、そのダイナミクスをメンバが理解する。その為の見える化が必要だ。
次に必要なのはコミュニケーションのS/N比を上げること。端的に言えば、電子メールは一往復半で完結、携帯電話は緊急時のみ、そして、「要件定義書」などの文書のコンクリートに注力する。
「要件定義書」は、ヒトモノカネと情報が過不足無く書かれる様に、文章、図、表の三つの視点で書き出し相互に確認をとる。これを作れば電子メールの量は劇的に減らせるだけで無く、契約の条件そのものなのだからそもそもトラブルが減る。
メンバの一人一人がそのプロジェクトでどれだけの時間をかけたか意識し、次はそれを減らす様にマネジメントする。
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