「流されてる感」を払拭するには
朝のうちに、その日起こるイベントをイメージしてから着手する。イメージも具体的に上手くいった状態を鮮明に思い浮かべる。イメージせずに着手しない。
品質向上にはPDCAと言われるが、行動に取り入れる。一日を始める際には、最大の成果を出した状態を具体的にイメージする。後はその通り行動する。この様にする事で夜寝る前に振り返りが出来る。課題を明らかにして寝ればその解決策は自然と次の朝に出来ているものだ。
第三者の視点、神の視点でイメージする。他者から見て最大のパフォーマンスが出ている様子を予め見る。幾つかのパターンがイメージ出来ればなお良い。不測では無く予測があれば淡々と行動できる。臨機応変な対応をしている人の多くはこの準備に抜かりが無いのだ。
「今に集中する」「フローに入る」とはこの実践である。
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私のメンターがそんなに万能な訳はない
なりたい自分をイメージしたら、周りの人の中からそのイメージにあった行動様式を取り入れていく。その人の全体ではなく。モザイク状のメンターが理想の貴方だ。
従来の考えだと一子相伝などど言い、一人の先輩に師事していたと思う。今や価値観も多様化しており更にはスーパーマンはいないのだから一人の師匠に仕えるなどナンセンスだ。また、これらの先達の悪い面ばかりを見て、自分の出来の悪さを納得するなど言語道断である。
モザイク・メンターは、世界一、宇宙一ぐらいのあるべき姿で描く。高い目標は、キャズムを乗り越える思わぬ飛躍、イノベーションを生む。目標が高ければ「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」などと言われることもない。
過去に囚われ、未来を憂いたいなら、今のままでいれば良い。「今」に集中し何らかの「他者貢献」をするならば、しっかりとしたモザイク・メンターを常に心に留めておく。
コーチングというビジネスのウソ
対等な立場で「励ます」のがコーチである。対等な関係が作れない未熟コーチもしくはコーチングのビジネス提供者に、捻じ曲げられたり、利用者側の無知により上下の関係に陥っている。
とある教育の本では「褒めない、叱らない、ただ励ます」と解いている。血縁があろうが無かろうが親子の関係でも上下ではなく対等な関係を築く。教える、教えられるではなく、ただ励ます。これが本来のコーチングである。
ビジネスとしてのコーチングでは、この原則が守られている訳では無さそうだ。能力が低いコーチは、どうしても上下の関係にしてしまう。その方が楽であり慣れているからだ。利用者も知識や自信が無いタイプも同様である。親子関係でも同じである。
コーチングで大事なのは本人の能力を本人のチカラで引き上げられるようにすること。上下の関係で教える側の能力以上は期待できない。父親を超えられない親子関係もそのせいである。
生命の危険が伴う行為には即刻「注意」するのは当然である。「叱る」は異なるのは言うまでも無い。あくまでも本人の「意欲」の向上がコーチの役割だ。
子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)
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仕事でモヤモヤしたら
「リスト」を作る。より良く改善しつつ同じものを使う。変化があったら更新する。
仕事が出来る上司とそうでない上司の違いを考えてみると気付くのはリストの有無である。持っている方は指示が一貫している。信念に基づいて行動している(様な気がする)。そうでない方は推して知るべしである。
どのリストを作るかは何を問題にしどう課題化するかによる。案件が多いのなら案件管理表、課題が多いなら課題管理表、品質が悪いなら、品質管理のための各種帳票が山ほどある。
大事なのは厳選すること。改善しつつも使い続けること。使いこなせないものは無いのと同じである。また、効果無いのに使い続けるなど言語道断である。
リストマニアになろう! 理想の自分を手に入れる「書きだす」習慣
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自分に厳しくすると成長しない
何かの問題を解決するにはの、自分の「行動原則」を変え、「行動」を変える。自分の「本質」「価値観」は明確にしていく。
成長しない「行動原則」を持つ人は、何らかの失敗・不具合があると、自分を厳しく裁いてしまう。それは自分の「本質」「価値観」への疑いに繋がる。
この状態では「行動原則」「行動」を変えることにつながらないばかりが、逆に自分に更に厳しい状態に置くような「行動」「行動原則」を選択しがちである。例えば「出来ない」自分を肯定するなどである。
「行動原則」それに基づく「行動」は、自分の「本質」「価値観」と関係はあるがそのものズバリではない。問題があれば「行動原則」を修正することを基本とした課題を明確にし、それに基づき「行動」する。
具体的には、リストを作る、日誌をつける、振り返るという基本動作だ。
自己啓発本を読んで何らかの実践はしているが何も変わらないという人は基本的な根本的な「行動原則」を変えていない。今のライフスタイルを選択している。変わりたければ新しいライフスタイルを明確にイメージすることが肝要だ。
人間関係で迷ったら
離れる、徹底的に好きになる、受け入れる。自分のデメリットの大きさを基準にして考える。将来の期待より今の安全を重視する。
逃げ遅れるタイプはこの「離れる」が苦手である。何やかんやと言い訳しないと付き合えないならそれは「離れる」対象である。
どうせ付き合うなら「徹底的に好きになる」。これはそう難しく無い。お互いに接触する時間を増やせば良い。コマーシャルがそうするようになじませる。ここで自分を変えれば相手の印象もより良くなるだろう。
「受け入れる」は上の二つにどうしても分類出来ない場合の苦渋の選択である。漫然とこの関係を選択するのは愚かである。
アンケート調査の真の目的な何か
「アンケート調査には、周知もしくは意思決定、その両方の機能がある。」ということをご存知でしたか?
私が今所属している自治組織には、「アンケート調査は上手くいかないもの」と言うあきらめムードがある。当時のことを詳しくは教えてもくれないのだが、その失敗の原因は、アンケート調査の真の目的の無理解だ。
プレゼントに釣られて、何らかの新商品、新サービスのアンケート調査に参加したことは無いだろうか。「〇〇を使えば□□という点が便利です。ご存知でしたか?」と一見質問に見えるが巧妙な宣伝である。さらに質問が繰り返され、最後の質問に答え終わる頃には、貴方はその商品点にサービスの営業マンになれるほどの知見を持つだろう。
また、あるアンケート調査は、この様な質問のあとに、「で、この商品・サービスを使ってみたいと思いますか?」などとして、明らかに「はい」の数を底上げする。接触時間が長いものには愛着が増すという効果も使っている。最後に聞くというこのやり方の有効性は明らかだ。
私の所属している自治組織にもこの知見の理解を深める必要が有りそうだ。
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